昨日、GRAPEVINEの新曲を聴いた。
ふいに流れていたのを聴いただけなので、
歌詞とかよくわからなかったけど、
固まりながらじっと耳をすましてしまった。
私の好きなバインの音に久々に出会った感じ。

バインの曲の中で一番好きな曲は?と聞かれたら、
即答でずばり、『羽根』(3rdアルバム『Here』収録)。
一応シングル曲なのだけど、
この選曲はかなり地味というか、
マイナーだとわれながら思う。
だからというか、おのずからというか、
アルバムも3rdアルバム『Here』が一番好き。
厭世的な空気を出しまくっている1st『退屈の花』や、
自虐的な匂いもするけど人気の高い2nd『Life Time』よりも、
あのほんの少しだけ外に向いた感のある3rdが好き。

あれから、リーダーの活動休止や脱退やらで
バンド的にはいろいろあったものの、
美しい毒のあるバイン節を炸裂しながら、
アルバムもシングルも定期的にリリースしてきた。
でも、正直なとこ、私的には
その後のアルバム『Circulator』や『another sky』、シングル群も、
なんかピンとこなかった。
良くないとかでは全然なくて、あくまでも
私の好きなバインの音じゃないかもなぁ〜という感じ。
ほんと、バイン好きの人たちには
怒られるかもしれないけど。

でも、
新曲『ぼくらなら』は久々にピンときた!きたよ。
それが言いたかった。
それが言いたかったための前フリ。
もうちょっと強く宣伝とかした方がよいのでは?
とまったくもって余計なお世話を言いたくなるような
バインの新曲です。

しかし、バインの曲を聴くといつも
首を絞められて気が遠くなるような感覚に陥る。
でも、やみつきでまた聴いてしまう。
とりあえずのとこは、
新曲『ぼくらなら』をちゃんと歌詞まで見て
また改めて聴かないとマズイ。
昨日のミュージックステーションに
GOING UNDER GROUNDが出演。
あろうことか、すっかりそのことを忘れていて、
直前のメールで思い出してなんとか間に合った。
危うく見逃すとこだった。危ない、危ない。

去年『ランブル』が発売された時の初出演から
約1年ぶりの出演ということで、
テレビの前で心して見ました。
直前に機材トラブルがあって、
いったんCMに入ったりなんかしたりして、
「大丈夫か…ゴーイング…」と、
見ているこっちはかなりドキドキで。
実際始まってみたら、最初のほうがやっぱり
音がおかしい感じがして(特にギター)、
生放送だから、ライブの時みたいに
「ごめん、もう1回!」なんてこともできないわけで、
心配モードが一時ピークに…。
でも、途中から持ちなおして無事演奏終了。
あまりに心配しながら見てたので、
歌がよかったかどうかなんてさっぱりわからなかった。
見てた人がいたらぜひとも昨日のゴーイングの
感想がききたいものです。
去年歌った『ランブル』で、
私のゴーイング熱が一気に加速したわけだけど、
今回歌った『トワイライト』も名曲。
全国ネットだし、ゴーイングの音楽が
よりいっそうたくさんの人に届けばと思う。

よく、「あまり売れてほしくない」とか
いうファンの人もいるけど、
私はそういう声にはどうも納得いかない。
テレビに出るという形を選ぶのは、
たくさんの人に聴いてもらいたいという思いが
根底にはあるからだと思うし、
そういう思いを一方的な意見で
拒絶してしまうのはいかがなもんかと思う。
テレビに出ないミュージシャンなんてたくさんいるし、
それは悪いことでもなんでもない。
出る出ないじゃなくて、
大好きな音楽を受け入れるように、
その大好きな音楽をつくっているミュージシャンの
選択している方法も受け入れたらいいのにと思う。
あくまでも希望的観測だけど。

そんなゴーイングの松本くん(ボーカル)が、
最近絶賛していたマンガが、
『漫画家残酷物語』(永島慎二著)。
新宿の紀伊国屋書店に行った時に思い出したので
探して買ってきた。
奇跡的に再版されたそうで、
本の帯びには「漫画史上の記念碑、不朽の名作」
との文字が。
松本くん自身にも、
「曲をつくる上で、このマンガに多大なる
インスピレーションを頂きました」と
言われたら、ゴーイング好きとしては
もう買うしかない。必然です。

実際読んでみたら、どうして
松本くんがこのマンガを好きと言ったのか
すごいよくわかった。
だって、ゴーイングの音楽の世界の
基盤に流れているものが、
そのマンガにも流れてたから。
特に、「うすのろ」にはやられた。
興味がある人はぜひ読んでみてはいかがかと。
近々、2巻、3巻と発売されるそうです。

普段マンガってそんなに買わないのだけど、
本屋に行ったらものすごい数のマンガがあるんで
「一体、どこにあるんだ…」と正直ちょっとひるんだ。
とりあえず、
「岡崎京子のマンガとかどこにあんのかなぁ〜」と
思ってブラブラ探してたら、
同じ本棚に『漫画家残酷物語』もあって超ラッキー。
探す手間がだいぶはぶけた。
それにしても、
隣にいた30代と50代くらいの親子ふうな2人が、
岡崎京子のマンガを指さして、
母「この人今なにやってんのかしらねぇ〜」
娘「あぁ〜、リハビリ中だよ。
もうこの人マンガは書けないよ、無理無理!」
母「事故だっていってたわよね〜」
娘「事故現場ってうちの近くだったじゃん?
旦那さんと散歩してた時に。」
母「かわいそうにねぇ〜。ほんとに気の毒にねぇ」
といった会話を繰り広げ、
他のマンガを手にとって「これ最高に面白いんだよね〜」
と言いながらその場を去って行った。
隣で、その会話を聞いていて、
正直、一瞬その親子に殺意が芽生えました。
かわいそうとか、気の毒とか、
そんなことあんたたちに言われたかない。
もうマンガが書けないなんて言うな。
しかも岡崎さんのマンガを目の前にして。
今も闘病中らしい岡崎さんに対して、
ひどい暴言だと思い、悲しくなった。
私は岡崎さんのマンガとても好きで、
何かしらの影響は大きく受けてると思う。
そういう人もたくさんいると思う。
ああいう心ない暴言は悲しい。

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旅立つ勇気を 歩き出す元気を
いつも探してる いつも探してる

約束しよう僕らは それぞれの地図を持って
旅立つ事はきっと さよならなんかじゃなくて
いつだって主役は君と僕で 期待とプライド背負って
主役は君と僕で それぞれほら違うストーリー

by GOING UNDER GROUND『トワイライト』
現在発売中の『宣伝会議』の表紙が
なぜか新井浩文です。
「何故に宣伝会議?」と思いつつも、
手にとって見てしまった。
若干期待しつつページをめくったけれど、
特別インタビューらしきものは載ってなかったので
ちょっとした脱力感に襲われる。
でも、表紙はかなりのアップ写真。
ちょっと違和感あり。

新井くんと言えば、映画『青い春』
ということで(勝手な決めつけ)、
つい最近嬉しいニュースが!
来月から下北沢の某映画館で、
豊田監督特集が行なわれるそうで、
ということはつまり
『青い春』も再びスクリーンにお目見え
ということです!(期間限定だけど)
やっぱり映画館で映画を見るのって
家でビデオ見るのとは全然違うからねぇ。
もちろん見に行く。
だってあの映画サイコーだから。
ミッシェルの音楽も最高だから。
龍平(松田)もかっこよいから。
貧乏なので、
できれば価値あるものに
お金を使いたいのです。

別にファンではないのだけど、
ついでに新井くん情報をもう一つ。
映画『ジョゼと虎と魚たち』にも
出演するそうです。
この映画の音楽担当が、なんとくるり!
くるりだよ、くるり。
しかもついさっき、
新曲『ハイウェイ』のPVを見てしまった(初)。
初めて見るPVって異様にドキドキするのは
私だけ?
PVにくるりの3人は出てこないのだけど、
妻夫木聡が主演してた。
最初、誰だかわからなかったけど、
映画つながりってことでの出演かな?
まっ、PVは特に興味ないのだけど、
曲はすんごいいいよ!
あやうく泣きそうになったよ。ヤバイ。
くるりの音楽に会えてほんとよかったと
最近しみじみ思う。
がぜん、発売日が待ち遠しくなってきた。
くるりのことはまた改めて書きます。
「ハートビート」毎日聴いてます。
しばらくはこれで生き延びられそうです。
ゴーイング、いつもありがとう。。。

それはさておき、
先週ものすごく久々に本を買った。
本を読むってこと自体もまったくもって久々。
中高生の頃はかなり読んでたんだけど、
もう今は読むだけで頭使って普通に疲れる。
雑誌は読み倒してるけど、
どうも活字だらけの本はね、目にくるよ。
最近目薬が手放せません。
年だね、25だしね。
最近腰痛ひどいしね。

と、まあやや凹んだところで気を取り直し、
その欲しかった本というのは、
松浦弥太郎さんの『最低で最高の本屋』
という本です。
ずっと探してたのだけど、
行く先々の本屋で「在庫がありません」
と言われ続け、
どうも「お取り寄せ」なる行為が
嫌いな私としては、
本屋で実際に見つけて買いたかったわけ。
(インターネットで本・CDを買うのも嫌い)
なぜか変なとこが頑固で困る。

松浦弥太郎さんという方は、
東京の中目黒で最高にすてきな
「カウ ブックス」という本屋さんを
経営していて、
その本屋が大好きっていうか、もう憧れ。
本屋好きにはたまらない。
家から中目黒までどう考えても
交通手段は電車or車なんだけど、
天気がいいと自転車で行っちゃうくらい、
気合が違うってもんです。
人生何事も気合。

で、見つけた、恵比寿の某本屋で!
すごい勢いで本棚に手を出して、
「私が買いますから!」オーラを、
無意味に隣の客に出しまくる私。
完全に意識しすぎです。
誰も取らないっつーの。

まだ読みかけだけど、
松浦さんがあの本屋を作るまでの
プロセスが詳しくつらつらと書いてあって
かなり私的には興味深々で読んでる。
やっぱりすごい人にはすごい人たちが
集まってくるんだな、と。
「それに比べて私、何やってんだろうな?」と、
考えざるを得なくもなるんだけど。

ちなみに私は本屋で3時間くらい
余裕で楽しみながら過ごせるので、
大きな本屋に行って、
フロアごとに分かれてたりすると、
それだけで興奮する。
「まだ上にも階があるよ〜!!」と
アドレナリンが急激に放出。
ある意味変態。
いや、ある意味でもないか…。
みなさん、いかがお過ごしでしょうか?
私は、すこぶるご機嫌うるわしゅうございます。
この上なく最高な気分でいっぱいです。
だって、ついにやってきたよ、この日が!
1日中、うわの空状態で仕事してたよ。
あー、もうこの日をどれだけ待ち焦がれていたことか…。
というわけで、さっさと発表したいと思います。
10月22日(水)、
GOING UNDER GROUNDのメジャー3rdアルバム
『ハートビート』発売しました〜!
拍手〜!!イエイ!

もうね、ほんとに待ってた。
日本一愛しているバンドです、
GOING UNDER GROUNDは。
あえてしつこく言う。
最高だよ、ゴーイング!!

社会人になって数年たつ身だけど、
仕事で思いきりダメだしされたり、
わけわかんない理不尽なこと言われたりしてるうち、
ずいぶんと知らぬ間に強くなってしまった。
だって、そのたびにいちいちヘコんでたら
仕事なんてやってられるかって感じだから、ほんと。
そんなわけで涙も出ないくらい
たくましくなってしまった悲しきかな25歳です。
でも、そんな私が、ゴーイングの音楽を聴くとグワーっと泣ける。
これまた不思議なことに。
ライブ中なんて、
「こんなたくさん人がいるのに今泣いたらかっこわる〜」と
さえぎる心の声もどこへやら、ボロッボロッ泣いてしまう。
体中の汚れがどんどん流れ落ちていく感じがする。
「おい、おいアンタ…」とつっこまれそうなくらい泣いてしまう。
逆に言えば、ゴーイングの音楽を聴く時しか
思いっきり泣くことができない。
そんな泣かせるバンド、ゴーイングなのです。

でも、あんまり音楽を聴かない人には、
必ず「誰?」って聞かれてしまうような現状は否めない。
もちろん余裕をぶっこいちゃうくらい
大好きなのでそんな発言気にならないよ、まったく。
「GOING UNDER GROUNDって言ってんだろ!?」
なんてキレたりしないよ、たぶん。
ただ、雑誌やラジオ等で、
ゴーイングの音楽を
「青春ですね〜」みたいな軽〜いノリで
たびたび(強調!)まとめられたりすると、
そのたびに私は「あ?何?」と思う。
(ややケンカを売る感じで。)

ゴーイングの音楽は、「青春」という
言葉でひとくくりにされてしまうには
あまりにギリギリすぎる。
いつだってゴーイングの音楽は
涙腺ギリギリのラインを這うようにして
届いてきた音楽だと思っているから。
だから、「青春」なんていうそんな思いきり曖昧な一言で
さら〜っと片づけられてしまうのが
はがゆくもあり、ややご立腹でもある。
ちなみに、私は元・ROCKIN’ON JAPANの
上野三樹さんというライターの書く
ゴーイングのレビューがとても好きです。
(タワレコのフリーペーパー等にも書いてる)
「あ〜いいこと言ってんなぁ〜。この人ゴーイングをわかってんなぁ〜」と思うと
いつも上野さんが書いてる。
(だからおのずと名前を覚えたのだけど。)

祝・アルバム発売!ということで
気合入りまくりでたくさん書いてしまった。
全国ツアーも始まります。
あなたの街にもゴーイングが行くよ〜。
ということで、祝・『ハートビート』発売の浮かれ気味日記でした。

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例えば僕らは中途半端にはじき合い 傷つく 優しいケモノ
心のオバケに噛みつかれて 痛くないふりして 涙が出るね

つまづかず 泣いたりせず 歩いていけたらいいのにな
そんなくだらない想いさえ 描けば きっと美しい
せんりつになる 風景になる 見慣れた街を飛び越えて
冷たい手は温かさを知る

by GOING UNDER GROUND『さえないブルー』
すごいことになってる。何がって?
アジカンだよ、アジカン。
アジカンの人気がすごいことになってます!
世の中的にももちろん、私的にもアジカンの嵐が吹き荒れまくり。
いやー、すごいバンドが出てきてしまった。
もうとにかくロック。かっこよいです。
アジカン最高です。

「アジカンて誰?」とおっしゃる方のために一応説明をしておくと、
アジカンとは「ASIAN KUNG−FU GENERATION」
(アジアンカンフージェネレーション)
という4人組のロックバンドのことです。

そもそも私がアジカンを知ったきっかけは、
ボーカルのゴッチ(後藤氏)が、
大好きなくるりの岸田氏に似ているらしいとの噂を耳にしたから。
極めて不純な動機だけど、
今となってはもうそんなことどうでもよいです。
(しかも実際見るとそんなに似てないし。)
年中、金銭欠乏症こと金欠の私がCDをいそいそとまとめ買いし、
タワレコ主催の無料ライブの整理券欲しさのために
仮病で仕事を半休して並んでしまったくらいのはまりよう。
(しかも当日は雷雨&豪雨の中、会場まで濡れながら走った!)
仮病で半休って社会人としてどうなのよ!?って感じなのは分かってる。
でも貧乏なので、
「無料でアジカンのライブ?パラダイス?」
状態につい陥ってしまってた。
すごい言い訳ですいません。

で、当日はチケットを手に入れようともくろむ人々の群れが、
タワレコの角を曲がり、トンネルをくぐり、
明治通りにぶつかり、宮下公園の階段まで並んだ。
もうありえない。
一体みんな何時から来てんのよ?
平日の朝から並んでるなんて学校とかないわけ?
サボり?私と同類なわけ?、
と誰かれ構わずツッコミたくなるようなすごい光景だった。

16日には新曲『君という花』がめでたくリリース!
しかもこの曲のPVは、なんと『青い春』、
『ナインソウルズ』の豊田監督が撮っている。
評判はいまいちだけど、私は好きかなこのPV。
なんかいい意味でものすごい気味が悪くて。
希望と絶望の間をすりぬけていくアジカンの
音楽らしい感じが出ていて好きです。
目を疑うようなメンバーの変な踊りも炸裂してます。

それにしても、アジカンの音楽を聴いていると、
日々「もう学生じゃないんだな」と思い知らされる
社会人の己の身にはたまらなくこたえる。
別に学生に戻りたいなぁ〜なんていう
ぬっるい気持ちはないけど、
でも働くって大変だし、
もう若くてなんか許されちゃうようなことも
めっきりなくなってきていて、
それはそれでちょっとしんどかったりもするのは確か。
ゴッチの書く詞は、そういう気持ちを呼び起こす。

あー、でもほんとアジカン良いよ。
気がつくと「繋いで〜いたいよ〜君の声が〜」(『未来の破片』より)
と夜道で大声で歌いながら家路についている。
はたから見たらちょっと怖いだろうな…。
チカンも寄りつかないわけだよ。
あと、公式HPでのゴッチによる日記が、
かなり面白くてツボを刺激されまくってる。
気になる方は是非一読を。

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