ものをつくるということ
2004年4月8日 日々のたわ言仕事の一つとして、とある新聞のデザインを担当している。
小さな新聞社で、今現在、完全に人手が足りないということもあって、
なぜか編集作業まで手伝わされることもしばしば。
もともと、編集の仕事をしていた時期もあったから、
仕事としては慣れてはいる。
だけど、デザイナーが編集者orライターの仕事に
手を出すのってどうなん?・・・と疑問に思いながらやってたら、
案の定、今日問題が勃発した(あくまで私の中で)。
あるライターが書いた原稿を、
きれいな日本語の文章に直してくれと言われた。
(そのライターは日本語は上手だけど、日本人ではなかったので)
で、直そうとしたら、
オリジナル原稿と紙面上に実際掲載されている原稿(ゲラ)が
結構違っていたので、どういうことなのかを確認した。
すると、そのゲラは、
一度Aさんという人がオリジナル原稿に直しを入れたものだという。
一度Aさんによって手が入ったものを、
さらにもう一度私に直してほしいということだった。
正直、嫌気がさした。
何が嫌かって、まず、
人が直したものをさらに直さなくてはならないということ。
しかも、Aさんはオリジナル原稿を
かなり思いきりよく書き直してしまっていたこと。
それが、どう見ても上手い文章ではなく、
(しかもAさんはプロのライターでも何でもないのに)
勝手に自分の好きな感じに直してしまっていたこと。
私個人としては、オリジナルの原稿の方がはるかに良いと感じたのに、
それを伝えても、直したAさんの立場もあるからということで、
Aさんの原稿をもとに直してほしいと言われたこと。
そのどれもに嫌気がさした。
まず、素人が(Aさん)プロのライターの原稿を
思いきりよく切ったり、書き加えるなんて言語道断。
ありえない。
ものを書く人にとって、
あたまと終わりにはたぶんこだわりがあるはずだと思う。
それを、Aさんのように、終わりのシメの文章まで
勝手に変えてしまうなんてやっちゃいけない。
オリジナルを書いたライターさんに、ほんと申し訳ない。
ごめんなさいの気持ちでいっぱいだ。
オリジナルに、外部の2人の人間が手を加えてしまったら、
誰が書いた原稿なのかわからなくなってしまう。
それなら、最初から誰か文章のうまい人が
書いてしまえばよいのだ。
そうすれば、大幅な変更なんてできないはずだから。
ものをつくる人間にとって、
自分の作品をごっそり修正されて、
それが自分の作品として出されてしまうことほど
つらいことはないんじゃないか?
少なくとも、あたしは嫌だ。
だから、他人がつくったものを手直しするのは苦手。
どうしてもやらなくてはならない時は、
できるだけ細心の注意をはらって、
その人のオリジナリティを壊さないように直す。
それでも、少なからずあたしの色が出てしまうことは否めない。
それがいつも心苦しい。
それだけ、ものをつくることには強い思いがあって、
苦しみながらつくっている、のかもしれない。
難しい。
どうしたらいいのか、よくわからない。
小さな新聞社で、今現在、完全に人手が足りないということもあって、
なぜか編集作業まで手伝わされることもしばしば。
もともと、編集の仕事をしていた時期もあったから、
仕事としては慣れてはいる。
だけど、デザイナーが編集者orライターの仕事に
手を出すのってどうなん?・・・と疑問に思いながらやってたら、
案の定、今日問題が勃発した(あくまで私の中で)。
あるライターが書いた原稿を、
きれいな日本語の文章に直してくれと言われた。
(そのライターは日本語は上手だけど、日本人ではなかったので)
で、直そうとしたら、
オリジナル原稿と紙面上に実際掲載されている原稿(ゲラ)が
結構違っていたので、どういうことなのかを確認した。
すると、そのゲラは、
一度Aさんという人がオリジナル原稿に直しを入れたものだという。
一度Aさんによって手が入ったものを、
さらにもう一度私に直してほしいということだった。
正直、嫌気がさした。
何が嫌かって、まず、
人が直したものをさらに直さなくてはならないということ。
しかも、Aさんはオリジナル原稿を
かなり思いきりよく書き直してしまっていたこと。
それが、どう見ても上手い文章ではなく、
(しかもAさんはプロのライターでも何でもないのに)
勝手に自分の好きな感じに直してしまっていたこと。
私個人としては、オリジナルの原稿の方がはるかに良いと感じたのに、
それを伝えても、直したAさんの立場もあるからということで、
Aさんの原稿をもとに直してほしいと言われたこと。
そのどれもに嫌気がさした。
まず、素人が(Aさん)プロのライターの原稿を
思いきりよく切ったり、書き加えるなんて言語道断。
ありえない。
ものを書く人にとって、
あたまと終わりにはたぶんこだわりがあるはずだと思う。
それを、Aさんのように、終わりのシメの文章まで
勝手に変えてしまうなんてやっちゃいけない。
オリジナルを書いたライターさんに、ほんと申し訳ない。
ごめんなさいの気持ちでいっぱいだ。
オリジナルに、外部の2人の人間が手を加えてしまったら、
誰が書いた原稿なのかわからなくなってしまう。
それなら、最初から誰か文章のうまい人が
書いてしまえばよいのだ。
そうすれば、大幅な変更なんてできないはずだから。
ものをつくる人間にとって、
自分の作品をごっそり修正されて、
それが自分の作品として出されてしまうことほど
つらいことはないんじゃないか?
少なくとも、あたしは嫌だ。
だから、他人がつくったものを手直しするのは苦手。
どうしてもやらなくてはならない時は、
できるだけ細心の注意をはらって、
その人のオリジナリティを壊さないように直す。
それでも、少なからずあたしの色が出てしまうことは否めない。
それがいつも心苦しい。
それだけ、ものをつくることには強い思いがあって、
苦しみながらつくっている、のかもしれない。
難しい。
どうしたらいいのか、よくわからない。
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『ジョゼと虎と魚たち』
2004年2月23日 日々のたわ言忙しい忙しいと言っていたら、
もう1ヶ月近くも更新してなかった!
まずい。できるだけ頑張ります。
くるりが音楽担当をした、映画『ジョゼと虎と魚たち』。
実は、2回も見てしまった。
1回目は、純粋にくるりの音楽を映画館で
大音量で聴いてみたいなと思ったから。
実際、聴いてみたらやっぱりちょっと感激だった。
でも、もう1回見ようと思ったのは、
映画のストーリーに惹かれてしまったから。
ストーリーは池脇千鶴扮するジョゼと、
妻夫木聡扮する恒夫のラブストーリー。
詳しい内容はあえて避けるけど、
とにかくラストが残酷。
でも、あれが現実なのだと思う。
そう感じて、全く泣けない自分がどうしようもなく悲しい。
何でもない些細なことが、
一瞬にして気持ちを冷めさせてしまったり、
離れていく想いをどこかで仕方がないと諦めてしまったり、
明らかに今までと時間の流れ方が違っていることに
気づいてしまったり。
どうして、人は人とこんなにもわかりあえないんだろう?
どうしてどんどん気持ちはすれ違って、
目の前に見えていたキラキラしていた景色が
もう見えなくなってしまったりするんだろう?
人が人を本当に想うということは、とても残酷だ。
その場で泣いてしまう人もいるけれど、
私はその残酷さになす術もなく、いつも泣けずに途方に暮れる。
泣けない代わりに、信じられないほど冷静になってしまう。
『ジョゼと虎と魚たち』を見て、
やっぱり私は途方に暮れてしまった。
車椅子に乗ることを拒み、
いつも恒夫におんぶしてもらっていたジョゼが、
恒夫と別れた後、
一人で電動車椅子に乗って買い物袋を下げ、
颯爽と道を下っていくシーンが忘れられない。
あんな悲しいラストなんてひどいじゃん、と思う。
ジョゼが全てを受け入れてしまっているから、
決して悲しそうな後ろ姿ではなく見えるようにしているから
余計にひどいじゃんか。
でも、あの映画は好きなんだな、やっぱり。
もう1ヶ月近くも更新してなかった!
まずい。できるだけ頑張ります。
くるりが音楽担当をした、映画『ジョゼと虎と魚たち』。
実は、2回も見てしまった。
1回目は、純粋にくるりの音楽を映画館で
大音量で聴いてみたいなと思ったから。
実際、聴いてみたらやっぱりちょっと感激だった。
でも、もう1回見ようと思ったのは、
映画のストーリーに惹かれてしまったから。
ストーリーは池脇千鶴扮するジョゼと、
妻夫木聡扮する恒夫のラブストーリー。
詳しい内容はあえて避けるけど、
とにかくラストが残酷。
でも、あれが現実なのだと思う。
そう感じて、全く泣けない自分がどうしようもなく悲しい。
何でもない些細なことが、
一瞬にして気持ちを冷めさせてしまったり、
離れていく想いをどこかで仕方がないと諦めてしまったり、
明らかに今までと時間の流れ方が違っていることに
気づいてしまったり。
どうして、人は人とこんなにもわかりあえないんだろう?
どうしてどんどん気持ちはすれ違って、
目の前に見えていたキラキラしていた景色が
もう見えなくなってしまったりするんだろう?
人が人を本当に想うということは、とても残酷だ。
その場で泣いてしまう人もいるけれど、
私はその残酷さになす術もなく、いつも泣けずに途方に暮れる。
泣けない代わりに、信じられないほど冷静になってしまう。
『ジョゼと虎と魚たち』を見て、
やっぱり私は途方に暮れてしまった。
車椅子に乗ることを拒み、
いつも恒夫におんぶしてもらっていたジョゼが、
恒夫と別れた後、
一人で電動車椅子に乗って買い物袋を下げ、
颯爽と道を下っていくシーンが忘れられない。
あんな悲しいラストなんてひどいじゃん、と思う。
ジョゼが全てを受け入れてしまっているから、
決して悲しそうな後ろ姿ではなく見えるようにしているから
余計にひどいじゃんか。
でも、あの映画は好きなんだな、やっぱり。
あけましておめでとん♪
2004年1月4日 日々のたわ言新年あけましておめでとうございます。
日記の方はだいぶごぶさた気味でしたが、
今年もどうぞよろしくお願い致します。
新年早々こんな事言うのもなんですが、
大人になると、おおみそかとかお正月とかあんまり楽しくないですな…。
新鮮な感じとかドキドキする感じが全くないねぇ〜。
ゴーイングの松本くんが、
「正月独特のメロウな感じが苦手なんだよね〜」と言ってたけど、
まさに私も同感。
長い休みがあると体がダラダラしちゃう。
なので正月休みもほとんど出かけてた。
家にいると、どうしても泥のように眠りこけてしまうので。
チャキチャキ働いてる方が調子が良い。
こりゃもう完全に貧乏性ですね。
治りません。
そんなわけで、明日から仕事です。
気合いを入れるために、今日は銀座で大量の買い物をしてきました。
新しい服・靴・カバンに包まれて大満足ですよ!
女子にうまれてきて良かったー!
明日から気合いれて頑張りまーす。
日記の方はだいぶごぶさた気味でしたが、
今年もどうぞよろしくお願い致します。
新年早々こんな事言うのもなんですが、
大人になると、おおみそかとかお正月とかあんまり楽しくないですな…。
新鮮な感じとかドキドキする感じが全くないねぇ〜。
ゴーイングの松本くんが、
「正月独特のメロウな感じが苦手なんだよね〜」と言ってたけど、
まさに私も同感。
長い休みがあると体がダラダラしちゃう。
なので正月休みもほとんど出かけてた。
家にいると、どうしても泥のように眠りこけてしまうので。
チャキチャキ働いてる方が調子が良い。
こりゃもう完全に貧乏性ですね。
治りません。
そんなわけで、明日から仕事です。
気合いを入れるために、今日は銀座で大量の買い物をしてきました。
新しい服・靴・カバンに包まれて大満足ですよ!
女子にうまれてきて良かったー!
明日から気合いれて頑張りまーす。
来週から新たに働きはじめるため、
今週中は無職の身です。
なので、
この1週間で普段できないことをやろう!と思い、
いろいろ計画を立てメモに書き出してみた。
すると、
?銀行に行き、新しく通帳をつくる
?はんこを買う
?携帯の機種変更をする
?東京のポケット地図を買う
(仕事の打ち合わせ等で出かけることが多くなりそうなので)
?美容院に行き、髪を切る
?定期券入れ&名刺入れを新調する
?足りない冬服の追加購入
などなど、ザッと出てきたのがこんな感じ。
で、思いました。
何これ?
ものすごい生活じみた発想ばっかりなんですけど…。
もっと夢のある発想とか出てこないもんかねぇ〜。
とりあえず、
水曜日は映画が1000円で見られるということを思い出したので、
映画見に行こうかなと思います。
学生の時はよく授業さぼって見に行ってたけど、
さいきんはめっきり少なくなった。
でも、6月くらいに実は仕事さぼって
映画見に行ったことをふと思い出した。
もうほんと仕事やってらんない感じで、
朝電車に乗ってたら突然嫌になって、
「体調悪いので休みます」とか言って。
たまには仕事休んだ方がいいと思う。
ストレスで、体とかやられるから。
とか、軽い言い訳ですが。
で、その時なんとなく見に行ったのが
広末涼子&松田龍平主演の『恋愛寫眞(れんあいしゃしん)』。
監督は、『ケイゾク』『TRICK』などの堤幸彦監督。
恋愛映画ってめったに見ないけど、
龍平がすきだったのでフラ〜っと見に行った。
そして、あろうことか、若干泣いてしまいました、私。
会社さぼって、恋愛映画を見て、泣いてる25歳。
どうなんでしょう?
でも、
もう映像がすばらしく美しくて、心奪われっぱなし。
あと、龍平は相変わらずかっこよかったけど、
それ以上に広末が良かった。
まったく期待してなかった分、かなりの衝撃が。
この映画で、
初めて彼女はすばらしい女優だと気付いた。
一時期プッツン女優なんて揶揄されて、
実際なんか顔がむくんでたりして見えたけど、
この映画では美しいです。
監督&龍平が絶賛してた理由もよくわかる。
妖精のように美しいオーラを放ってた。
たぶん、もう1回見ても泣くんじゃないかってくらい
好きな映画です。
DVDとか出てるのか分からないけど、
もし出てたら見てもらいたいと思う映画。
広末&龍平が空にみかんを投げるシーンと、
広末が口で虹をつくるシーンが、
個人的には絶賛の映像です。
さて、水曜日は何の映画見に行こうかな。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
真夏の夜に僕は眠れず 考えている
君を見つめて 思った事を 口に出したい
訪れる者のいない部屋で 色んなことをおもい浮かべてみたよ
次第に泣き出してしまうんだ
次第に泣き出して
これは想像のストーリー 意味など無い
想像のストーリー
これは想像のストーリー などでは無い
真夏の夜の事
by初恋の嵐 『真夏の夜の事』
今週中は無職の身です。
なので、
この1週間で普段できないことをやろう!と思い、
いろいろ計画を立てメモに書き出してみた。
すると、
?銀行に行き、新しく通帳をつくる
?はんこを買う
?携帯の機種変更をする
?東京のポケット地図を買う
(仕事の打ち合わせ等で出かけることが多くなりそうなので)
?美容院に行き、髪を切る
?定期券入れ&名刺入れを新調する
?足りない冬服の追加購入
などなど、ザッと出てきたのがこんな感じ。
で、思いました。
何これ?
ものすごい生活じみた発想ばっかりなんですけど…。
もっと夢のある発想とか出てこないもんかねぇ〜。
とりあえず、
水曜日は映画が1000円で見られるということを思い出したので、
映画見に行こうかなと思います。
学生の時はよく授業さぼって見に行ってたけど、
さいきんはめっきり少なくなった。
でも、6月くらいに実は仕事さぼって
映画見に行ったことをふと思い出した。
もうほんと仕事やってらんない感じで、
朝電車に乗ってたら突然嫌になって、
「体調悪いので休みます」とか言って。
たまには仕事休んだ方がいいと思う。
ストレスで、体とかやられるから。
とか、軽い言い訳ですが。
で、その時なんとなく見に行ったのが
広末涼子&松田龍平主演の『恋愛寫眞(れんあいしゃしん)』。
監督は、『ケイゾク』『TRICK』などの堤幸彦監督。
恋愛映画ってめったに見ないけど、
龍平がすきだったのでフラ〜っと見に行った。
そして、あろうことか、若干泣いてしまいました、私。
会社さぼって、恋愛映画を見て、泣いてる25歳。
どうなんでしょう?
でも、
もう映像がすばらしく美しくて、心奪われっぱなし。
あと、龍平は相変わらずかっこよかったけど、
それ以上に広末が良かった。
まったく期待してなかった分、かなりの衝撃が。
この映画で、
初めて彼女はすばらしい女優だと気付いた。
一時期プッツン女優なんて揶揄されて、
実際なんか顔がむくんでたりして見えたけど、
この映画では美しいです。
監督&龍平が絶賛してた理由もよくわかる。
妖精のように美しいオーラを放ってた。
たぶん、もう1回見ても泣くんじゃないかってくらい
好きな映画です。
DVDとか出てるのか分からないけど、
もし出てたら見てもらいたいと思う映画。
広末&龍平が空にみかんを投げるシーンと、
広末が口で虹をつくるシーンが、
個人的には絶賛の映像です。
さて、水曜日は何の映画見に行こうかな。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
真夏の夜に僕は眠れず 考えている
君を見つめて 思った事を 口に出したい
訪れる者のいない部屋で 色んなことをおもい浮かべてみたよ
次第に泣き出してしまうんだ
次第に泣き出して
これは想像のストーリー 意味など無い
想像のストーリー
これは想像のストーリー などでは無い
真夏の夜の事
by初恋の嵐 『真夏の夜の事』
25歳女子の恋愛心模様
2003年11月17日 日々のたわ言先週、高校時代の友達の結婚式に出席してきた。
当日は、同窓会なみに同級生が集結した。
卒業してから今年で7年目に突入するというのに、
あの変わらない空気ってほんと何なんだろう?
卒業以来まったく会っていなかったりしても、
会ったとたんにそれまでの距離が
なくなってしまうあの不思議な感じ。
社会人になってみて、
学生時代の友達の大切さが身にしみる。
と同時に、もうこういう関係の友達って
これから先はできないのかもなって思ったりもした。
新婦のKと新郎のY君は、
Kの友達のIちゃんとその彼氏のS君の紹介で知り合った。
だから、IちゃんとS君は言わば二人のキューピット。
そうなると、結婚式にその二人を呼ぶのは
当たり前ってことになるんだけど、
そのことでK側とIちゃんが事前にもめたらしい。
IちゃんとS君は数年前にすでに別れてしまっていて、
Iちゃんには現在同棲している新しい彼氏がいるのだけど、
どうやらIちゃんもS君もお互いにまだ未練があるらしいとのこと。
しかも、まだ普通に連絡を取り合っているとか。
Iちゃんは、もちろんS君も結婚式に呼ばれているものだと思っていて、
それをきっかけにまたよりを戻したいと考えていたらしい。
でも、結果的には、KとY君は結婚式にIちゃんしか呼ばなかった。
それが、もめた原因。
『私が紹介したんだから、私もSも二人とも
結婚式に呼ぶのが常識ってもんでしょ?』
というのがややご立腹気味のIちゃんの言い分。
一方、
『新しい彼氏がいるのに、あわよくば元彼に
乗り換えようっていう考えが信じられないし、
元彼とやり直したいなら、今の彼氏と別れてからにしろ!
何で今の彼氏を大事にしないのか?」
というのがKの言い分。
Kは、終始、「Iの言っていることがまったく理解できない」
と繰り返しぼやいてた。
それを結婚式の数日前に聞いた私は、
なんかものすごい複雑な気分だった。
結婚式前に、Kと波風立てるのも嫌だったから、
Kの言い分にずっと頷いてた私。
でも、正直言って、
私にはIちゃんの気持ちが痛いほど分かった。
Kは、新郎のY君が初恋の相手だった。
浮気も失恋も修羅場も経験しないで、ゴールイン。
それが悪いことだとはもちろん思わない。
でも、そんなKには、
Iちゃんの気持ちは分からないのかもな、
とKの話を聞きながらぼんやり思った。
前の彼氏が忘れられなかったり、
その人を忘れるためにいろんな相手と付き合ってみたりすること。
今の彼氏との関係を清算してから元彼とよりを戻そうとしないのは、
元彼からいい返事がもらえなかった時に、
一気にひとりぼっちになってしまうから。
その寂しさに今さら耐えられない気持ち。
そういうドロドロした複雑な気持ち。
Kの言い分はとても正しい。
間違っているという人はいないだろう。
それに比べて、Iちゃんの考えていることは
ずるくて、汚くて、卑怯だ。
でも、恋愛をしてる時に、
体も心もいつも正しく動いてくれるとは限らない。
披露宴の時に隣の席だったIちゃんは、
今の彼氏の話をただたんたんと話していた。
嬉しそうでもなく、面倒くさそうでもなく、
ちょっとだけ他人事みたいに、ただたんたんと。
25歳という年齢は、分かれ目なのかもしれないと改めて思う。
Kの幸せそうな顔を見て、
私たちは心の中でいろんな想いがグルグルしたに違いない。
私はIちゃんみたいに、
ずるくて、汚くて、卑怯な気持ちが
自分の中にも確かにあるってことを忘れないでいたい。
勘違いしないでいたい。
自分がいつか結婚して、幸せになる時がきても、
報われない恋とか、結婚できない事情とか、
どうしようもない恋愛とか、
いろんなものを抱えてる友達がいるってこと、
その気持ちを想うことを、
忘れないでいたいと思った。
なんかそういうことを本気で考えさせられる一日だった。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ぶったりしてごめんね 愛しくて仕方なかった
ねぇ 泣き真似してごめんね 困った顔が見たくて
そしてあなたの背中が遠ざかり
最後に気付く儚き愚か者
時は経ち目をつむっても歩ける程よ あたしの旅
季節に逆らい想い続けて今もあなたを好きなままよ
by aiko 『えりあし』
当日は、同窓会なみに同級生が集結した。
卒業してから今年で7年目に突入するというのに、
あの変わらない空気ってほんと何なんだろう?
卒業以来まったく会っていなかったりしても、
会ったとたんにそれまでの距離が
なくなってしまうあの不思議な感じ。
社会人になってみて、
学生時代の友達の大切さが身にしみる。
と同時に、もうこういう関係の友達って
これから先はできないのかもなって思ったりもした。
新婦のKと新郎のY君は、
Kの友達のIちゃんとその彼氏のS君の紹介で知り合った。
だから、IちゃんとS君は言わば二人のキューピット。
そうなると、結婚式にその二人を呼ぶのは
当たり前ってことになるんだけど、
そのことでK側とIちゃんが事前にもめたらしい。
IちゃんとS君は数年前にすでに別れてしまっていて、
Iちゃんには現在同棲している新しい彼氏がいるのだけど、
どうやらIちゃんもS君もお互いにまだ未練があるらしいとのこと。
しかも、まだ普通に連絡を取り合っているとか。
Iちゃんは、もちろんS君も結婚式に呼ばれているものだと思っていて、
それをきっかけにまたよりを戻したいと考えていたらしい。
でも、結果的には、KとY君は結婚式にIちゃんしか呼ばなかった。
それが、もめた原因。
『私が紹介したんだから、私もSも二人とも
結婚式に呼ぶのが常識ってもんでしょ?』
というのがややご立腹気味のIちゃんの言い分。
一方、
『新しい彼氏がいるのに、あわよくば元彼に
乗り換えようっていう考えが信じられないし、
元彼とやり直したいなら、今の彼氏と別れてからにしろ!
何で今の彼氏を大事にしないのか?」
というのがKの言い分。
Kは、終始、「Iの言っていることがまったく理解できない」
と繰り返しぼやいてた。
それを結婚式の数日前に聞いた私は、
なんかものすごい複雑な気分だった。
結婚式前に、Kと波風立てるのも嫌だったから、
Kの言い分にずっと頷いてた私。
でも、正直言って、
私にはIちゃんの気持ちが痛いほど分かった。
Kは、新郎のY君が初恋の相手だった。
浮気も失恋も修羅場も経験しないで、ゴールイン。
それが悪いことだとはもちろん思わない。
でも、そんなKには、
Iちゃんの気持ちは分からないのかもな、
とKの話を聞きながらぼんやり思った。
前の彼氏が忘れられなかったり、
その人を忘れるためにいろんな相手と付き合ってみたりすること。
今の彼氏との関係を清算してから元彼とよりを戻そうとしないのは、
元彼からいい返事がもらえなかった時に、
一気にひとりぼっちになってしまうから。
その寂しさに今さら耐えられない気持ち。
そういうドロドロした複雑な気持ち。
Kの言い分はとても正しい。
間違っているという人はいないだろう。
それに比べて、Iちゃんの考えていることは
ずるくて、汚くて、卑怯だ。
でも、恋愛をしてる時に、
体も心もいつも正しく動いてくれるとは限らない。
披露宴の時に隣の席だったIちゃんは、
今の彼氏の話をただたんたんと話していた。
嬉しそうでもなく、面倒くさそうでもなく、
ちょっとだけ他人事みたいに、ただたんたんと。
25歳という年齢は、分かれ目なのかもしれないと改めて思う。
Kの幸せそうな顔を見て、
私たちは心の中でいろんな想いがグルグルしたに違いない。
私はIちゃんみたいに、
ずるくて、汚くて、卑怯な気持ちが
自分の中にも確かにあるってことを忘れないでいたい。
勘違いしないでいたい。
自分がいつか結婚して、幸せになる時がきても、
報われない恋とか、結婚できない事情とか、
どうしようもない恋愛とか、
いろんなものを抱えてる友達がいるってこと、
その気持ちを想うことを、
忘れないでいたいと思った。
なんかそういうことを本気で考えさせられる一日だった。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ぶったりしてごめんね 愛しくて仕方なかった
ねぇ 泣き真似してごめんね 困った顔が見たくて
そしてあなたの背中が遠ざかり
最後に気付く儚き愚か者
時は経ち目をつむっても歩ける程よ あたしの旅
季節に逆らい想い続けて今もあなたを好きなままよ
by aiko 『えりあし』
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「ハートビート」毎日聴いてます。
しばらくはこれで生き延びられそうです。
ゴーイング、いつもありがとう。。。
それはさておき、
先週ものすごく久々に本を買った。
本を読むってこと自体もまったくもって久々。
中高生の頃はかなり読んでたんだけど、
もう今は読むだけで頭使って普通に疲れる。
雑誌は読み倒してるけど、
どうも活字だらけの本はね、目にくるよ。
最近目薬が手放せません。
年だね、25だしね。
最近腰痛ひどいしね。
と、まあやや凹んだところで気を取り直し、
その欲しかった本というのは、
松浦弥太郎さんの『最低で最高の本屋』
という本です。
ずっと探してたのだけど、
行く先々の本屋で「在庫がありません」
と言われ続け、
どうも「お取り寄せ」なる行為が
嫌いな私としては、
本屋で実際に見つけて買いたかったわけ。
(インターネットで本・CDを買うのも嫌い)
なぜか変なとこが頑固で困る。
松浦弥太郎さんという方は、
東京の中目黒で最高にすてきな
「カウ ブックス」という本屋さんを
経営していて、
その本屋が大好きっていうか、もう憧れ。
本屋好きにはたまらない。
家から中目黒までどう考えても
交通手段は電車or車なんだけど、
天気がいいと自転車で行っちゃうくらい、
気合が違うってもんです。
人生何事も気合。
で、見つけた、恵比寿の某本屋で!
すごい勢いで本棚に手を出して、
「私が買いますから!」オーラを、
無意味に隣の客に出しまくる私。
完全に意識しすぎです。
誰も取らないっつーの。
まだ読みかけだけど、
松浦さんがあの本屋を作るまでの
プロセスが詳しくつらつらと書いてあって
かなり私的には興味深々で読んでる。
やっぱりすごい人にはすごい人たちが
集まってくるんだな、と。
「それに比べて私、何やってんだろうな?」と、
考えざるを得なくもなるんだけど。
ちなみに私は本屋で3時間くらい
余裕で楽しみながら過ごせるので、
大きな本屋に行って、
フロアごとに分かれてたりすると、
それだけで興奮する。
「まだ上にも階があるよ〜!!」と
アドレナリンが急激に放出。
ある意味変態。
いや、ある意味でもないか…。
しばらくはこれで生き延びられそうです。
ゴーイング、いつもありがとう。。。
それはさておき、
先週ものすごく久々に本を買った。
本を読むってこと自体もまったくもって久々。
中高生の頃はかなり読んでたんだけど、
もう今は読むだけで頭使って普通に疲れる。
雑誌は読み倒してるけど、
どうも活字だらけの本はね、目にくるよ。
最近目薬が手放せません。
年だね、25だしね。
最近腰痛ひどいしね。
と、まあやや凹んだところで気を取り直し、
その欲しかった本というのは、
松浦弥太郎さんの『最低で最高の本屋』
という本です。
ずっと探してたのだけど、
行く先々の本屋で「在庫がありません」
と言われ続け、
どうも「お取り寄せ」なる行為が
嫌いな私としては、
本屋で実際に見つけて買いたかったわけ。
(インターネットで本・CDを買うのも嫌い)
なぜか変なとこが頑固で困る。
松浦弥太郎さんという方は、
東京の中目黒で最高にすてきな
「カウ ブックス」という本屋さんを
経営していて、
その本屋が大好きっていうか、もう憧れ。
本屋好きにはたまらない。
家から中目黒までどう考えても
交通手段は電車or車なんだけど、
天気がいいと自転車で行っちゃうくらい、
気合が違うってもんです。
人生何事も気合。
で、見つけた、恵比寿の某本屋で!
すごい勢いで本棚に手を出して、
「私が買いますから!」オーラを、
無意味に隣の客に出しまくる私。
完全に意識しすぎです。
誰も取らないっつーの。
まだ読みかけだけど、
松浦さんがあの本屋を作るまでの
プロセスが詳しくつらつらと書いてあって
かなり私的には興味深々で読んでる。
やっぱりすごい人にはすごい人たちが
集まってくるんだな、と。
「それに比べて私、何やってんだろうな?」と、
考えざるを得なくもなるんだけど。
ちなみに私は本屋で3時間くらい
余裕で楽しみながら過ごせるので、
大きな本屋に行って、
フロアごとに分かれてたりすると、
それだけで興奮する。
「まだ上にも階があるよ〜!!」と
アドレナリンが急激に放出。
ある意味変態。
いや、ある意味でもないか…。