ものをつくるということ
2004年4月8日 日々のたわ言仕事の一つとして、とある新聞のデザインを担当している。
小さな新聞社で、今現在、完全に人手が足りないということもあって、
なぜか編集作業まで手伝わされることもしばしば。
もともと、編集の仕事をしていた時期もあったから、
仕事としては慣れてはいる。
だけど、デザイナーが編集者orライターの仕事に
手を出すのってどうなん?・・・と疑問に思いながらやってたら、
案の定、今日問題が勃発した(あくまで私の中で)。
あるライターが書いた原稿を、
きれいな日本語の文章に直してくれと言われた。
(そのライターは日本語は上手だけど、日本人ではなかったので)
で、直そうとしたら、
オリジナル原稿と紙面上に実際掲載されている原稿(ゲラ)が
結構違っていたので、どういうことなのかを確認した。
すると、そのゲラは、
一度Aさんという人がオリジナル原稿に直しを入れたものだという。
一度Aさんによって手が入ったものを、
さらにもう一度私に直してほしいということだった。
正直、嫌気がさした。
何が嫌かって、まず、
人が直したものをさらに直さなくてはならないということ。
しかも、Aさんはオリジナル原稿を
かなり思いきりよく書き直してしまっていたこと。
それが、どう見ても上手い文章ではなく、
(しかもAさんはプロのライターでも何でもないのに)
勝手に自分の好きな感じに直してしまっていたこと。
私個人としては、オリジナルの原稿の方がはるかに良いと感じたのに、
それを伝えても、直したAさんの立場もあるからということで、
Aさんの原稿をもとに直してほしいと言われたこと。
そのどれもに嫌気がさした。
まず、素人が(Aさん)プロのライターの原稿を
思いきりよく切ったり、書き加えるなんて言語道断。
ありえない。
ものを書く人にとって、
あたまと終わりにはたぶんこだわりがあるはずだと思う。
それを、Aさんのように、終わりのシメの文章まで
勝手に変えてしまうなんてやっちゃいけない。
オリジナルを書いたライターさんに、ほんと申し訳ない。
ごめんなさいの気持ちでいっぱいだ。
オリジナルに、外部の2人の人間が手を加えてしまったら、
誰が書いた原稿なのかわからなくなってしまう。
それなら、最初から誰か文章のうまい人が
書いてしまえばよいのだ。
そうすれば、大幅な変更なんてできないはずだから。
ものをつくる人間にとって、
自分の作品をごっそり修正されて、
それが自分の作品として出されてしまうことほど
つらいことはないんじゃないか?
少なくとも、あたしは嫌だ。
だから、他人がつくったものを手直しするのは苦手。
どうしてもやらなくてはならない時は、
できるだけ細心の注意をはらって、
その人のオリジナリティを壊さないように直す。
それでも、少なからずあたしの色が出てしまうことは否めない。
それがいつも心苦しい。
それだけ、ものをつくることには強い思いがあって、
苦しみながらつくっている、のかもしれない。
難しい。
どうしたらいいのか、よくわからない。
小さな新聞社で、今現在、完全に人手が足りないということもあって、
なぜか編集作業まで手伝わされることもしばしば。
もともと、編集の仕事をしていた時期もあったから、
仕事としては慣れてはいる。
だけど、デザイナーが編集者orライターの仕事に
手を出すのってどうなん?・・・と疑問に思いながらやってたら、
案の定、今日問題が勃発した(あくまで私の中で)。
あるライターが書いた原稿を、
きれいな日本語の文章に直してくれと言われた。
(そのライターは日本語は上手だけど、日本人ではなかったので)
で、直そうとしたら、
オリジナル原稿と紙面上に実際掲載されている原稿(ゲラ)が
結構違っていたので、どういうことなのかを確認した。
すると、そのゲラは、
一度Aさんという人がオリジナル原稿に直しを入れたものだという。
一度Aさんによって手が入ったものを、
さらにもう一度私に直してほしいということだった。
正直、嫌気がさした。
何が嫌かって、まず、
人が直したものをさらに直さなくてはならないということ。
しかも、Aさんはオリジナル原稿を
かなり思いきりよく書き直してしまっていたこと。
それが、どう見ても上手い文章ではなく、
(しかもAさんはプロのライターでも何でもないのに)
勝手に自分の好きな感じに直してしまっていたこと。
私個人としては、オリジナルの原稿の方がはるかに良いと感じたのに、
それを伝えても、直したAさんの立場もあるからということで、
Aさんの原稿をもとに直してほしいと言われたこと。
そのどれもに嫌気がさした。
まず、素人が(Aさん)プロのライターの原稿を
思いきりよく切ったり、書き加えるなんて言語道断。
ありえない。
ものを書く人にとって、
あたまと終わりにはたぶんこだわりがあるはずだと思う。
それを、Aさんのように、終わりのシメの文章まで
勝手に変えてしまうなんてやっちゃいけない。
オリジナルを書いたライターさんに、ほんと申し訳ない。
ごめんなさいの気持ちでいっぱいだ。
オリジナルに、外部の2人の人間が手を加えてしまったら、
誰が書いた原稿なのかわからなくなってしまう。
それなら、最初から誰か文章のうまい人が
書いてしまえばよいのだ。
そうすれば、大幅な変更なんてできないはずだから。
ものをつくる人間にとって、
自分の作品をごっそり修正されて、
それが自分の作品として出されてしまうことほど
つらいことはないんじゃないか?
少なくとも、あたしは嫌だ。
だから、他人がつくったものを手直しするのは苦手。
どうしてもやらなくてはならない時は、
できるだけ細心の注意をはらって、
その人のオリジナリティを壊さないように直す。
それでも、少なからずあたしの色が出てしまうことは否めない。
それがいつも心苦しい。
それだけ、ものをつくることには強い思いがあって、
苦しみながらつくっている、のかもしれない。
難しい。
どうしたらいいのか、よくわからない。
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