25歳女子の恋愛心模様
2003年11月17日 日々のたわ言先週、高校時代の友達の結婚式に出席してきた。
当日は、同窓会なみに同級生が集結した。
卒業してから今年で7年目に突入するというのに、
あの変わらない空気ってほんと何なんだろう?
卒業以来まったく会っていなかったりしても、
会ったとたんにそれまでの距離が
なくなってしまうあの不思議な感じ。
社会人になってみて、
学生時代の友達の大切さが身にしみる。
と同時に、もうこういう関係の友達って
これから先はできないのかもなって思ったりもした。
新婦のKと新郎のY君は、
Kの友達のIちゃんとその彼氏のS君の紹介で知り合った。
だから、IちゃんとS君は言わば二人のキューピット。
そうなると、結婚式にその二人を呼ぶのは
当たり前ってことになるんだけど、
そのことでK側とIちゃんが事前にもめたらしい。
IちゃんとS君は数年前にすでに別れてしまっていて、
Iちゃんには現在同棲している新しい彼氏がいるのだけど、
どうやらIちゃんもS君もお互いにまだ未練があるらしいとのこと。
しかも、まだ普通に連絡を取り合っているとか。
Iちゃんは、もちろんS君も結婚式に呼ばれているものだと思っていて、
それをきっかけにまたよりを戻したいと考えていたらしい。
でも、結果的には、KとY君は結婚式にIちゃんしか呼ばなかった。
それが、もめた原因。
『私が紹介したんだから、私もSも二人とも
結婚式に呼ぶのが常識ってもんでしょ?』
というのがややご立腹気味のIちゃんの言い分。
一方、
『新しい彼氏がいるのに、あわよくば元彼に
乗り換えようっていう考えが信じられないし、
元彼とやり直したいなら、今の彼氏と別れてからにしろ!
何で今の彼氏を大事にしないのか?」
というのがKの言い分。
Kは、終始、「Iの言っていることがまったく理解できない」
と繰り返しぼやいてた。
それを結婚式の数日前に聞いた私は、
なんかものすごい複雑な気分だった。
結婚式前に、Kと波風立てるのも嫌だったから、
Kの言い分にずっと頷いてた私。
でも、正直言って、
私にはIちゃんの気持ちが痛いほど分かった。
Kは、新郎のY君が初恋の相手だった。
浮気も失恋も修羅場も経験しないで、ゴールイン。
それが悪いことだとはもちろん思わない。
でも、そんなKには、
Iちゃんの気持ちは分からないのかもな、
とKの話を聞きながらぼんやり思った。
前の彼氏が忘れられなかったり、
その人を忘れるためにいろんな相手と付き合ってみたりすること。
今の彼氏との関係を清算してから元彼とよりを戻そうとしないのは、
元彼からいい返事がもらえなかった時に、
一気にひとりぼっちになってしまうから。
その寂しさに今さら耐えられない気持ち。
そういうドロドロした複雑な気持ち。
Kの言い分はとても正しい。
間違っているという人はいないだろう。
それに比べて、Iちゃんの考えていることは
ずるくて、汚くて、卑怯だ。
でも、恋愛をしてる時に、
体も心もいつも正しく動いてくれるとは限らない。
披露宴の時に隣の席だったIちゃんは、
今の彼氏の話をただたんたんと話していた。
嬉しそうでもなく、面倒くさそうでもなく、
ちょっとだけ他人事みたいに、ただたんたんと。
25歳という年齢は、分かれ目なのかもしれないと改めて思う。
Kの幸せそうな顔を見て、
私たちは心の中でいろんな想いがグルグルしたに違いない。
私はIちゃんみたいに、
ずるくて、汚くて、卑怯な気持ちが
自分の中にも確かにあるってことを忘れないでいたい。
勘違いしないでいたい。
自分がいつか結婚して、幸せになる時がきても、
報われない恋とか、結婚できない事情とか、
どうしようもない恋愛とか、
いろんなものを抱えてる友達がいるってこと、
その気持ちを想うことを、
忘れないでいたいと思った。
なんかそういうことを本気で考えさせられる一日だった。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ぶったりしてごめんね 愛しくて仕方なかった
ねぇ 泣き真似してごめんね 困った顔が見たくて
そしてあなたの背中が遠ざかり
最後に気付く儚き愚か者
時は経ち目をつむっても歩ける程よ あたしの旅
季節に逆らい想い続けて今もあなたを好きなままよ
by aiko 『えりあし』
当日は、同窓会なみに同級生が集結した。
卒業してから今年で7年目に突入するというのに、
あの変わらない空気ってほんと何なんだろう?
卒業以来まったく会っていなかったりしても、
会ったとたんにそれまでの距離が
なくなってしまうあの不思議な感じ。
社会人になってみて、
学生時代の友達の大切さが身にしみる。
と同時に、もうこういう関係の友達って
これから先はできないのかもなって思ったりもした。
新婦のKと新郎のY君は、
Kの友達のIちゃんとその彼氏のS君の紹介で知り合った。
だから、IちゃんとS君は言わば二人のキューピット。
そうなると、結婚式にその二人を呼ぶのは
当たり前ってことになるんだけど、
そのことでK側とIちゃんが事前にもめたらしい。
IちゃんとS君は数年前にすでに別れてしまっていて、
Iちゃんには現在同棲している新しい彼氏がいるのだけど、
どうやらIちゃんもS君もお互いにまだ未練があるらしいとのこと。
しかも、まだ普通に連絡を取り合っているとか。
Iちゃんは、もちろんS君も結婚式に呼ばれているものだと思っていて、
それをきっかけにまたよりを戻したいと考えていたらしい。
でも、結果的には、KとY君は結婚式にIちゃんしか呼ばなかった。
それが、もめた原因。
『私が紹介したんだから、私もSも二人とも
結婚式に呼ぶのが常識ってもんでしょ?』
というのがややご立腹気味のIちゃんの言い分。
一方、
『新しい彼氏がいるのに、あわよくば元彼に
乗り換えようっていう考えが信じられないし、
元彼とやり直したいなら、今の彼氏と別れてからにしろ!
何で今の彼氏を大事にしないのか?」
というのがKの言い分。
Kは、終始、「Iの言っていることがまったく理解できない」
と繰り返しぼやいてた。
それを結婚式の数日前に聞いた私は、
なんかものすごい複雑な気分だった。
結婚式前に、Kと波風立てるのも嫌だったから、
Kの言い分にずっと頷いてた私。
でも、正直言って、
私にはIちゃんの気持ちが痛いほど分かった。
Kは、新郎のY君が初恋の相手だった。
浮気も失恋も修羅場も経験しないで、ゴールイン。
それが悪いことだとはもちろん思わない。
でも、そんなKには、
Iちゃんの気持ちは分からないのかもな、
とKの話を聞きながらぼんやり思った。
前の彼氏が忘れられなかったり、
その人を忘れるためにいろんな相手と付き合ってみたりすること。
今の彼氏との関係を清算してから元彼とよりを戻そうとしないのは、
元彼からいい返事がもらえなかった時に、
一気にひとりぼっちになってしまうから。
その寂しさに今さら耐えられない気持ち。
そういうドロドロした複雑な気持ち。
Kの言い分はとても正しい。
間違っているという人はいないだろう。
それに比べて、Iちゃんの考えていることは
ずるくて、汚くて、卑怯だ。
でも、恋愛をしてる時に、
体も心もいつも正しく動いてくれるとは限らない。
披露宴の時に隣の席だったIちゃんは、
今の彼氏の話をただたんたんと話していた。
嬉しそうでもなく、面倒くさそうでもなく、
ちょっとだけ他人事みたいに、ただたんたんと。
25歳という年齢は、分かれ目なのかもしれないと改めて思う。
Kの幸せそうな顔を見て、
私たちは心の中でいろんな想いがグルグルしたに違いない。
私はIちゃんみたいに、
ずるくて、汚くて、卑怯な気持ちが
自分の中にも確かにあるってことを忘れないでいたい。
勘違いしないでいたい。
自分がいつか結婚して、幸せになる時がきても、
報われない恋とか、結婚できない事情とか、
どうしようもない恋愛とか、
いろんなものを抱えてる友達がいるってこと、
その気持ちを想うことを、
忘れないでいたいと思った。
なんかそういうことを本気で考えさせられる一日だった。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ぶったりしてごめんね 愛しくて仕方なかった
ねぇ 泣き真似してごめんね 困った顔が見たくて
そしてあなたの背中が遠ざかり
最後に気付く儚き愚か者
時は経ち目をつむっても歩ける程よ あたしの旅
季節に逆らい想い続けて今もあなたを好きなままよ
by aiko 『えりあし』
コメント