昨日のミュージックステーションに
GOING UNDER GROUNDが出演。
あろうことか、すっかりそのことを忘れていて、
直前のメールで思い出してなんとか間に合った。
危うく見逃すとこだった。危ない、危ない。

去年『ランブル』が発売された時の初出演から
約1年ぶりの出演ということで、
テレビの前で心して見ました。
直前に機材トラブルがあって、
いったんCMに入ったりなんかしたりして、
「大丈夫か…ゴーイング…」と、
見ているこっちはかなりドキドキで。
実際始まってみたら、最初のほうがやっぱり
音がおかしい感じがして(特にギター)、
生放送だから、ライブの時みたいに
「ごめん、もう1回!」なんてこともできないわけで、
心配モードが一時ピークに…。
でも、途中から持ちなおして無事演奏終了。
あまりに心配しながら見てたので、
歌がよかったかどうかなんてさっぱりわからなかった。
見てた人がいたらぜひとも昨日のゴーイングの
感想がききたいものです。
去年歌った『ランブル』で、
私のゴーイング熱が一気に加速したわけだけど、
今回歌った『トワイライト』も名曲。
全国ネットだし、ゴーイングの音楽が
よりいっそうたくさんの人に届けばと思う。

よく、「あまり売れてほしくない」とか
いうファンの人もいるけど、
私はそういう声にはどうも納得いかない。
テレビに出るという形を選ぶのは、
たくさんの人に聴いてもらいたいという思いが
根底にはあるからだと思うし、
そういう思いを一方的な意見で
拒絶してしまうのはいかがなもんかと思う。
テレビに出ないミュージシャンなんてたくさんいるし、
それは悪いことでもなんでもない。
出る出ないじゃなくて、
大好きな音楽を受け入れるように、
その大好きな音楽をつくっているミュージシャンの
選択している方法も受け入れたらいいのにと思う。
あくまでも希望的観測だけど。

そんなゴーイングの松本くん(ボーカル)が、
最近絶賛していたマンガが、
『漫画家残酷物語』(永島慎二著)。
新宿の紀伊国屋書店に行った時に思い出したので
探して買ってきた。
奇跡的に再版されたそうで、
本の帯びには「漫画史上の記念碑、不朽の名作」
との文字が。
松本くん自身にも、
「曲をつくる上で、このマンガに多大なる
インスピレーションを頂きました」と
言われたら、ゴーイング好きとしては
もう買うしかない。必然です。

実際読んでみたら、どうして
松本くんがこのマンガを好きと言ったのか
すごいよくわかった。
だって、ゴーイングの音楽の世界の
基盤に流れているものが、
そのマンガにも流れてたから。
特に、「うすのろ」にはやられた。
興味がある人はぜひ読んでみてはいかがかと。
近々、2巻、3巻と発売されるそうです。

普段マンガってそんなに買わないのだけど、
本屋に行ったらものすごい数のマンガがあるんで
「一体、どこにあるんだ…」と正直ちょっとひるんだ。
とりあえず、
「岡崎京子のマンガとかどこにあんのかなぁ〜」と
思ってブラブラ探してたら、
同じ本棚に『漫画家残酷物語』もあって超ラッキー。
探す手間がだいぶはぶけた。
それにしても、
隣にいた30代と50代くらいの親子ふうな2人が、
岡崎京子のマンガを指さして、
母「この人今なにやってんのかしらねぇ〜」
娘「あぁ〜、リハビリ中だよ。
もうこの人マンガは書けないよ、無理無理!」
母「事故だっていってたわよね〜」
娘「事故現場ってうちの近くだったじゃん?
旦那さんと散歩してた時に。」
母「かわいそうにねぇ〜。ほんとに気の毒にねぇ」
といった会話を繰り広げ、
他のマンガを手にとって「これ最高に面白いんだよね〜」
と言いながらその場を去って行った。
隣で、その会話を聞いていて、
正直、一瞬その親子に殺意が芽生えました。
かわいそうとか、気の毒とか、
そんなことあんたたちに言われたかない。
もうマンガが書けないなんて言うな。
しかも岡崎さんのマンガを目の前にして。
今も闘病中らしい岡崎さんに対して、
ひどい暴言だと思い、悲しくなった。
私は岡崎さんのマンガとても好きで、
何かしらの影響は大きく受けてると思う。
そういう人もたくさんいると思う。
ああいう心ない暴言は悲しい。

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旅立つ勇気を 歩き出す元気を
いつも探してる いつも探してる

約束しよう僕らは それぞれの地図を持って
旅立つ事はきっと さよならなんかじゃなくて
いつだって主役は君と僕で 期待とプライド背負って
主役は君と僕で それぞれほら違うストーリー

by GOING UNDER GROUND『トワイライト』

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